施術事例：股関節症：10年来の股関節の痛み

股関節は10年前から気になりだしたそうです。

10年前階段から足を踏みはずし、”ガクン”と左股関節に衝撃があったそうです。

かなり痛かったそうですが、たいしたことは無いと思い、そのままにしていたらだんだん痛くなり、足を引きずるようになりました。

整形外科にも行きましたが、10年間痛みをだまし、だまし、生活してきました。

今回の痛みは我慢出来ず、かかりつけの整形外科に行ったところ、手術しかないといわれ他に方法がないかと思い来院しました。

最近特に痛みがひどくなり、足がしっかり伸ばせず、うつ伏せにもなれません。

骨盤の前側から左大腿部にかけて、ガチガチの状態でした。

左足をかばって生活していることもあり、右側の股関節もかなり可動範囲がない状態です。

五十肩などもそうですが、ひどくなると関節周辺の筋肉が萎縮してしまい、可動範囲が極端に少なくなります。

この方の場合も、最初に痛めてから10年という歳月が経っており、左足股関節周囲がまさに石のように硬くなっている状態です。
その中でも、特に左足のももの内側（内転筋）と前部（外側広筋、大腿直筋）がひどい状態でした。

仰向けに寝ても足が完全に伸びない状態です。

普段の生活では、うつ伏せに寝ると痛みが出ます。

10年の間、痛みをかばい、おかしな歩き方をしていたので、からだ全体が雑巾を絞ったように捻じれ、ゆがみがあります。

初回の施術で全体のゆがみ、捻じれを取り、萎縮した筋肉をゆるめていきました。

足を真っ直ぐ伸ばすことが可能となりました。
痛みは軽くなりましたが、内部の古くからある痛みだけは残りました。

そして、院内を歩いてみたところ、10メートルほどで少し痛みが出ました。

ですが、激痛は無くなり、気になる程度のものです。

これは、何度も繰り返して施術することによって取れると説明しました。

４ヶ月ほど、施術をした結果、うつ伏せもできるようになり、足も良く動かせるようになりました。

それだけではなく、特に夜ぐっすり眠れるようになったそうです。
からだがリラックスできるようになり、どんどんからだが回復に向け動き出しました。

本当に良かったと思います。